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慢性痛専門整体 爽快館

医学的根拠が無いまま行われている痛みの治療

私はこれまで、慢性痛以外の健康改善についても常識では考えられないような改善例を見てきました。

通常こうした例は、医学的根拠が無いという理由で検証の対象にはなりません。

結果があるからには、それなりの理由が必ずあるはずなのですが、前回のパラダイムの件を考えるとそれはある意味仕方のないことなのかもしれません。

もしかすると、こうした症例の中に大きな発見があるのかもしれないのに残念ですね。

このような場合以外にも「医学的根拠」という名のもとにないがしろにされることもあるのですが、そもそも痛みの常識についてはどうでしょうか。

医学的根拠を主張する現代医療が、痛みの常識についてはまったくの正反対の対応を取っています。

痛みの常識に医学的根拠はありません。

あるのは、常識という名の「思い込み」だけです。

そして、その思い込みが原因で必要のない手術を勧められた患者さんがいます。

幸い、その患者さんは手術以外の方法で痛みを改善させることが出来ましたが、医師の勧められるままに受けていたらどうなっていたのでしょうか・・・。


私のこれまでのブログ内容から手術(現代医学)否定論者ではないかと思われるかもしれませんが、それは誤解です。

あくまでも、現代医学の主張する「医学的根拠」が無いものに対してのみです。

そしてそれに該当するものが「痛みの常識」ということなのです。

少し専門的な話になりますが、痛みというのは痛みの震源地から脳へと電気信号が神経を介して伝わります。

その電気信号というのは、痛覚受容器の興奮によってもたらされます。

骨が変形したら痛覚受容器が興奮するという証拠を、私はまだ一度も目にしたことがありません。

軟骨が減ったら痛覚受容器が興奮するという証拠も、同じく目にしたことがありません。

骨が変形したら痛みが出るという主張をするのなら、それを医学的に証明するべきではないでしょうか?

それが、医学的根拠にもとづく説明の在り方であると私は思うのですが・・・。

患者さんに、骨の変形云々、軟骨のすり減り云々の説明が通用するのは患者さんが医学的知識について知らないからです。

そして、患者さんは痛みの常識に間違いがあるなんて微塵にも思わないので、医師に言われたことをそのまま鵜呑みにしてしまうのです。

これは、別の意味で本当に怖いことです。

医療には、侵襲的治療(手術のことです)の手段があります。

しかし、侵襲的治療には大きなリスクが伴います。

そして、そのリスクは背負う必要が無い場合もあると思います。

知らぬが仏ということわざがありますが、知らないばかりに不利益を被る可能性を考えると、やはりそこは知っておいた方がいいと思うのは私だけではないはずです。



知れば知るほど怖くなる医療の現状

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