椎間板ヘルニアを自然治癒力で治す!
『名古屋市 20代女性 N』
この患者さんは、椎間板ヘルニアによる症状と診断された激痛を見事に克服され、なおかつ長い間苦しめられた病気に感謝するという20代という若さでありながら、その達観ぶりに私も脱帽したすごい患者さんです。
Nさんはその当時、あまりの痛みに通常の施術が施せない状態でした。
そして、痛みを我慢するあまり大量の冷や汗など、誰もが手術を勧めるぐらいの様子でした。
しかし、Nさんは周りの声に流されることなく自分の選択した道を突き進みました。選択した道とは、自然治癒の道です。
自然治癒とは、自らの力で回復させるということです。
左の○は手術を勧められた時のヘルニアの状態です。
Nさんは、「自然治癒させるのは自分なんだから、自分でも努力しなくてはだめ」「結果が出ても出なくても自分の責任」という強い気持ちをもって施術を受けられていました。
そのために、ただ通うだけでなく一生懸命セルフケアにも努めていました。
その甲斐があって、数ヵ月後には激痛と縁を切ることが出来たのです。Nさんとは、病気の事以外にも私が取り組んでいる畑や将来進む方向性のことなど色々なお話をしました。
そんな話をしている中で、「この病気になったことでたくさんの気づきを得ることが出来ました。」「気づきを得るきっかけになったこの病気に感謝しています。」 という病気を憎むどころか、病気に感謝されたのです。
このような考え方はなかなか出来ないと思います。
ほとんどの方が、もう二度とこんな痛みはご免だと思うことは出来ても、感謝までは出来ないのではないでしょうか。若いうちにこうしたつらい経験をすることで、健康というものを真剣に考えるきっかけになったそうです。
そして、病気に対する考え方にも変化が出てきたそうです。
昔は、病気というのは運が悪く、事故みたいな存在で自分は全くの被害者であるという考え方だったのが、今では病気のほとんどは自分がまいた種の結果だという考え方に変化していったとのことです。
もうここまで考えられている患者さんに、私からいうことはほとんどありません。おそらくこの患者さんは、この先何があってもしっかりと乗り越えていけるはずです
改善後、体の点検のため久しぶりに来院されたときに撮影したものです。柔軟性には全く問題ありませんね。
初診時は撮影ができる状態ではなかったため画像はありません。
この状態が維持できれば、あのような痛みは二度とかかることは無いでしょう。