小型犬・ポメラニアン四肢麻痺の改善
『ポメラニアン オス 13歳』
動物が患畜として来院したきっかけは、当院に通われている患者さんから愛犬の健康相談を受けたのが始まりでした。7月に来院した時は、4本足全てが麻痺状態で動物病院でも原因が分からないとのことでした。
基本的には、動物病院でもアプローチの仕方は人間と同じく西洋医学が主体ですが、この患者さんが通われていた動物病院では、東洋医学を治療に取り入れていたそうです。それでも、回復の見込みは望めないかもしれないというのが当初の見解でした。それなら、自然治癒力を高める方法は犬にはどうなのだろうかということで、一緒に来院となったのです。
私は犬を診るのは初めてでしたが、犬も人間と同じ哺乳動物ですし、基本的な体の働きも そこまで変わりはありませんので、自然治癒力を高める方法が功を奏するのではないかと考えていました。
施術にあたっては、植物発酵酵素と光線照射とレーザー療法の選択をいたしました。
初回の様子
4本すべての足が全く動かないため寝たきりの状態です。食事の世話から下の世話まで全て必要で飼い主さんも睡眠を満足にとる事が出来ずに大変なご様子でした。
当時は背筋力も低下していたのか、体の動きもほとんどありませんでした。しばらくは何も変化は無いままでした。
約五か月後の様子
飼い主さんからは、これ以前よりも起き上がるようになったとの報告を受けておりましたが、実際に目にしたのはこの時が初めてでした。 お座りが出来るようになりました。
前回より二ヶ月後の様子
歩くことができるようになり、散歩にも出かけられるようになりました。
飼い主さんの「おすわり!」にもよく反応しています。
動物は、本能で行動し人間のように知識が邪魔をすることはありませんので、本来は慢性病なんて無いはずなのですが、ペットの病気も人間と同じような病名が多いのは、人間と同じ暮らしをしているからでしょうか・・・。
そうなると、ペットの病気を改善させる方法も、自然治癒の原理に従うことが大切だということですね。