なぜ二足歩行ロボットは脚を真っ直ぐにして歩けないのか?
■歩き方を変えれば痛みも変わる【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
二足歩行ロボットが目覚ましく進歩していますね。
日本では、ホンダのASIMOが有名です。
ここまでスムーズに歩行させるにも相当な苦労があったと思います。
それでも、人間特有の滑らかな歩行にはまだまだ追いつきません。
私たちは、日常生活で何気なく歩いていますが、ロボットでは追い付けない高度な仕組みによって成り立っているとは思いもよらないのではないでしょうか。
では、その素晴らしい人間の歩行とロボットの歩行とでは何が違うのでしょうか?
一番の違いは、脚を真っ直ぐにして歩けるかどうかの違いだと思います。
ロボットは必ずといってもいいくらい、膝関節か股関節、もしくはその両方が曲がった状態で歩いています。
なぜ、関節が曲がったままじゃなければいけないのでしょうか?
それは、関節(脚)が真っ直ぐだとバランスが保てないからですね。
実は、関節が曲がったまま歩くというのはロボットだけではありません。
腰が曲がった高齢者の歩く姿を思い浮かべてください。
膝や股関節が伸びきらない状態で歩く姿が想像できると思います。
これは、なぜこうなってしまったのかというと、姿勢を制御するための筋肉とバランス感覚が衰えてしまったからです。
だから、体を安定させるために膝や股関節を曲げて歩くのです。(代償作用)
ロボットの歩行はまさにそれです。関節を曲げたまま歩いた方が安定するのです。
しかし、この歩き方は人間にとって決して有利ではありません。
なぜかと言いますと、綺麗な歩き方をすると筋肉(関節)の負担は最小限で済みますが、関節を曲げたままの歩き方は常に負担がかかり続けるからです。
そうなると、膝や股関節周囲の筋肉がトラブルを起こし、将来的に関節痛を引き寄せます。
ある意味、こうした歩き方をする限り関節痛のリスクは常に存在していることを意味します。
痛みがあった場合は、増々悪化することもあるでしょう。
ですから、本来であれば痛みが出る前に正しい歩き方を身に付けなければいけないのです。
関節痛予備軍にならないためにも。
もちろん、痛みを抱えてしまった方には当院でレクチャーしますよ。
今日から関節(脚)を伸ばして歩こう!
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