揉み返しと好転反応の違い
■揉み返しを経験したあなたへ【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
「マッサージを受けたら、かえって痛くなっちゃったよ。」
こんな話を聞いたことや体験したことはありませんか?
これは、一般的に「揉み返し」と言われているものです。
実は、当院で施術を受ける患者さんにも約5%くらいの方に同様の反応が見られることがあります。
しかし、この反応は「好転反応」と言って、単なる揉み返しとは異なるものです。
それでは、この好転反応と揉み返し、何が違うか見ていきましょう。
私の中では、揉み返しはオーバー刺激による反応だと考えています。(誰もがキツク感じる施術)
好転反応は、適した刺激にもかかわらず出てしまった反応であると考えています。(皆がキツイと感じない)
もっと分かり易く言うと、強い刺激で出るのが揉み返し、適した刺激にもかかわらず出てしまうのは好転反応だということです。
例えば、これを運動の場合に当てはめてみましょう。
日頃、運動不足の人は何かの運動をすると「筋肉痛」が出やすい傾向にあります。
しかし、日頃運動している人は、同程度の運動をしても筋肉痛にはなりません。
そして、筋肉痛が出てしまった日頃運動不足の人でも、その運動を繰り返していくうちに筋肉痛は出なくなります。
それはすなわち、筋肉が強化されたことを意味します。
これを施術に当てはめると、他の人が平気な刺激にもかかわらず反応が出てしまった人は、よほど筋肉が弱っていることを示しています。
ですから、好転反応が出たという事は、ある意味その筋肉が要注意な状態に陥っている(弱っている)ことを意味します。
そして、その反応自体、筋肉を健康にするためには避けて通れない現象とも言えます。
しかし、施術を繰り返していくうちに、筋肉の健康水準は上がりますので好転反応は出なくなります。
筋肉痛が出るくらい弱い筋肉が、運動を繰り返すことで筋肉痛が出なくなることと同じです。
もちろん、誰もがキツイと感じる刺激で出た反応は、好転反応ではなく「揉み返し」になります。
揉み返しと好転反応は同じようで異なるものです。
前者は強すぎる刺激が原因、後者は弱り過ぎている筋肉が原因という事になります。
体力が無い人は好転反応が出やすくなります
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