担当医も椎間板ヘルニアの手術に懐疑的
『江南市 30代 男性』一年程前より、大腿部後面に痛みを感じ始め、規模の大きい病院にて椎間板ヘルニアによる痛みと診断。
痛み止めの薬が処方され、ブロック注射を受けるものの全く改善の兆しが見られず、仕事への影響を考えて手術を受けました。画像は術後の様子。
しかし、手術後も痛みに変化は全くなく、担当医は「日にち薬だ」と言うだけで何とも頼りない対応を受けました。
話を伺うと、その医師も手術の効果に懐疑的な様子だったそうですが、切れば治るかもしれないという望みから受けてしまったとのことでした。
実は、椎間板ヘルニアの手術というのは博打的要素が高く患者さんが期待するほど良いものではありません。医師は経験上それを知っています。しかし、手元のカードに手術以外の選択肢が無い場合は患者さんの意向に応じて行います。
この患者さんのように、大腿部後面痛は大変誤解されやすい痛みです。
画像の前屈制限も、ヘルニアの影響とされていたのですが、取り除いたにも関わらず変化がないままです。
これは、筋肉に問題があるからできないのです。ヘルニアの有る無しは関係ありません。
椎間板ヘルニアと痛みには相関関係はありません。その事実を一人でも多くの人に知っていただきたいものです。