人体に学ぶことで分かること
私がまだ学生の頃、解剖学の実習で人体の内臓に触れるという貴重な体験をいたしました。
内臓は、大学側に提供された献体でしてそこで喫煙を習慣としてきた肺とそうでない肺とで触り比べることが出来たのです。
喫煙をしてきた肺は、色もどす黒く触れても石ころを触っているような感触でした。
その一方で、喫煙をしてこなかった肺はスポンジのように柔らかい感触でした。
見た目や感触で喫煙が肺に及ぼす影響は一目瞭然でした。
私はこれまで、一度も喫煙の経験はありませんがこの先もきっと縁はないと思います。
未成年者にはちょっと刺激が強すぎますが、こうした違いをあらかじめ知っておくと喫煙の抑止につながるのではないでしょうか。
話しは変わりますが、その他の臓器、筋肉に触れた時に思ったのは人間の体は「結構べたついているなぁ」と感じたところです。
保存されていた検体、解剖された体でしたのでそうなのかもしれませんが、人間の体には脂肪が結構蓄えられているようです。
ある先生が、かなり痩せていた高齢の患者さんでも解剖をすると脂肪が蓄えられていて意外だったと言っていたことを思い出しました。
ですから、ある意味痩せているというのは筋肉であって脂肪は想像するよりも蓄えられているということです。
これはやはり、体内にため込む脂肪は、これまでの長い歴史(飢えとのせめぎあい)の中で培われた能力であることを示していると思います。
血糖値についても同じで、血糖値を上げるホルモンは複数あるのに下げるホルモンはインシュリンのみです。
昔と今の生活を比べてみると、これまでの歴史にない生活習慣のパターンが日常化しています。
それは、現代人特有の生活習慣病という形で表れております。
ですから、病気の治し方も昔のように「栄養をつけて治す」という単純なものではないということです。
現代の生活習慣病には「現代特有の栄養学」が必要ということになりますね。
新型栄養失調に注意!
内臓は、大学側に提供された献体でしてそこで喫煙を習慣としてきた肺とそうでない肺とで触り比べることが出来たのです。
喫煙をしてきた肺は、色もどす黒く触れても石ころを触っているような感触でした。
その一方で、喫煙をしてこなかった肺はスポンジのように柔らかい感触でした。
見た目や感触で喫煙が肺に及ぼす影響は一目瞭然でした。
私はこれまで、一度も喫煙の経験はありませんがこの先もきっと縁はないと思います。
未成年者にはちょっと刺激が強すぎますが、こうした違いをあらかじめ知っておくと喫煙の抑止につながるのではないでしょうか。
話しは変わりますが、その他の臓器、筋肉に触れた時に思ったのは人間の体は「結構べたついているなぁ」と感じたところです。
保存されていた検体、解剖された体でしたのでそうなのかもしれませんが、人間の体には脂肪が結構蓄えられているようです。
ある先生が、かなり痩せていた高齢の患者さんでも解剖をすると脂肪が蓄えられていて意外だったと言っていたことを思い出しました。
ですから、ある意味痩せているというのは筋肉であって脂肪は想像するよりも蓄えられているということです。
これはやはり、体内にため込む脂肪は、これまでの長い歴史(飢えとのせめぎあい)の中で培われた能力であることを示していると思います。
血糖値についても同じで、血糖値を上げるホルモンは複数あるのに下げるホルモンはインシュリンのみです。
昔と今の生活を比べてみると、これまでの歴史にない生活習慣のパターンが日常化しています。
それは、現代人特有の生活習慣病という形で表れております。
ですから、病気の治し方も昔のように「栄養をつけて治す」という単純なものではないということです。
現代の生活習慣病には「現代特有の栄養学」が必要ということになりますね。
新型栄養失調に注意!
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