歩き方の重要性
痛みの原因は、骨や軟骨になく筋肉あるというのが当院の考えですが、その筋肉は何故痛むことになってしまったのかという話をしたいと思います。
痛みの出ている筋肉は健康な状態ではなく、ほとんどの場合で、硬さ、コリなどがあります。
専門用語で、トリガーポイントがあるという表現を使うこともあります。
ただ、一般の方にトリガーポイントがあるって言っても理解されないので、私は「筋肉が硬いですね」といった分かりやすい表現の仕方をします。
それでも、ついつい専門用語を使ってしまうこともあるらしいので、そこは反省しなければいけませんが・・・。
話が脱線してしまったので戻します。
なぜ、筋肉が痛くなってしまうのかという話でしたね。
今回は、テーマが歩き方についてですので、それに関係した話をしていきます。
私は多くの患者さんを診させていただき、中には歩行スタイルを動画に収めて、その分析結果を患者さんにお話しすることもよくあります。
そして、そういったことを続けていくうちに、歩行というのは、ただ歩けばいいというわけではないと感じるようになってきました。
あなたは、二足歩行ロボットをご覧になったことがありますか? ホンダのASIMOが有名ですね。
最近のロボットはかなり進歩してきましたが、それでも人間のような滑らかさを実現するまでには至っておりません。
ある意味、それだけ人間の歩行は繊細な部分があるということなのだと思います。
では、そのロボットたち、たとえぎこちない歩き方でも前に進めないわけではありません。
前進するという目的は果たせています。これは、人間も同様です。
では、前に進むことが出来れば、歩き方はどうだっていいのかと言えばそうではないのです。
これが今回のテーマです。
私は、人間ならではの滑らかな歩行と筋肉の特性を考慮したうえで歩き方のアドバイスをしています。
筋肉は使わなければ衰えます。それは筋力だけでなく柔軟性も含みます。
この原則をアドバイスの基本としています。ですから、歩行スタイルそのものは二の次なんです。
形は、あくまで変化を加えた結果であり、それ自体が目的ではありません。
では、筋肉を使うとはどういうことか?
歩行というのはある意味反射的な動きの連続です。
頭で考えて右脚、左脚と出すのではありませんよね。
無意識に脚を運ぶわけですが、この無意識の行動が、筋肉の健康度を左右させる大きな要因となってくるのです。
患者さんは、歩くと疲れると言われることがよくあります。ただ、これは何十キロも歩くとかいった話ではなく、生活圏内での話です。
なぜ、人間の基本動作である「歩行」で疲れてしまうのでしょうか?
これに私は答えが隠されていると感じました。
確かに、体力的な衰えがあることも否めないですが、それ以上の問題があると私は感じたのです。
それが、省エネ歩行なのか労働歩行なのかの違いによる筋肉への影響度なんです。
省エネ歩行は、伸張反射を利用した歩行です。(ゴムを伸ばせば自然と縮もうとするのと同じで、そこにエネルギーは必要としない)
労働歩行は、反射を利用することが出来ないので、全ての動作に筋力が必要です。
エネルギーを余分に使うんですね。こういった歩行パターンをされている方に多い悩みは痛み以外では「下半身が太い」です。
これは、筋肉の使い方に偏りがあるために、結果としていわゆる「足が太くなってしまう」ことになっているのです。
こういった歩行パターンが癖になっている方は、ある筋肉が眠ったままの状態です。
その筋肉とは「ハムストリング」です。もも裏の筋肉ですね。
この筋肉を有効に活用できていないために伸張反射が失われ、その失われた分を別の筋肉が補うことで、痛みはもちろんのことスタイルの崩れや余計な疲れを引き寄せているのです。
これが続くと、関節の拘縮も招くことになり、それを動かすために余計なエネルギーが必要となってきます。
硬い蓋を開けるのに余分な力がいるのと同じ理屈です。
可動域減少による、足のむくみも影響していることでしょう。
この筋肉を上手に使えば、動きは大きく見えても筋全体の負担は少なくて済みます。
そして、伸びやかな動きは、筋肉のトラブルも防ぎます。(コリを作らない)
筋肉は、ゆるめる事も重要ですが、コリを作らない体の使い方を身に着ける事も重要なのです。
爽快館では、施術によって筋肉を緩めるだけでなく、こうした指導も行っています。
痛みを治す(筋肉を健康にする)とはどういうことか?
それは、痛み止めを使えば済むとか注射を打つとか、手術をすれば解決といった単純な問題ではないことがお分かりいただけると思います。
症状を追うだけでは解決しない
痛みの出ている筋肉は健康な状態ではなく、ほとんどの場合で、硬さ、コリなどがあります。
専門用語で、トリガーポイントがあるという表現を使うこともあります。
ただ、一般の方にトリガーポイントがあるって言っても理解されないので、私は「筋肉が硬いですね」といった分かりやすい表現の仕方をします。
それでも、ついつい専門用語を使ってしまうこともあるらしいので、そこは反省しなければいけませんが・・・。
話が脱線してしまったので戻します。
なぜ、筋肉が痛くなってしまうのかという話でしたね。
今回は、テーマが歩き方についてですので、それに関係した話をしていきます。
私は多くの患者さんを診させていただき、中には歩行スタイルを動画に収めて、その分析結果を患者さんにお話しすることもよくあります。
そして、そういったことを続けていくうちに、歩行というのは、ただ歩けばいいというわけではないと感じるようになってきました。
あなたは、二足歩行ロボットをご覧になったことがありますか? ホンダのASIMOが有名ですね。
最近のロボットはかなり進歩してきましたが、それでも人間のような滑らかさを実現するまでには至っておりません。
ある意味、それだけ人間の歩行は繊細な部分があるということなのだと思います。
では、そのロボットたち、たとえぎこちない歩き方でも前に進めないわけではありません。
前進するという目的は果たせています。これは、人間も同様です。
では、前に進むことが出来れば、歩き方はどうだっていいのかと言えばそうではないのです。
これが今回のテーマです。
私は、人間ならではの滑らかな歩行と筋肉の特性を考慮したうえで歩き方のアドバイスをしています。
筋肉は使わなければ衰えます。それは筋力だけでなく柔軟性も含みます。
この原則をアドバイスの基本としています。ですから、歩行スタイルそのものは二の次なんです。
形は、あくまで変化を加えた結果であり、それ自体が目的ではありません。
では、筋肉を使うとはどういうことか?
歩行というのはある意味反射的な動きの連続です。
頭で考えて右脚、左脚と出すのではありませんよね。
無意識に脚を運ぶわけですが、この無意識の行動が、筋肉の健康度を左右させる大きな要因となってくるのです。
患者さんは、歩くと疲れると言われることがよくあります。ただ、これは何十キロも歩くとかいった話ではなく、生活圏内での話です。
なぜ、人間の基本動作である「歩行」で疲れてしまうのでしょうか?
これに私は答えが隠されていると感じました。
確かに、体力的な衰えがあることも否めないですが、それ以上の問題があると私は感じたのです。
それが、省エネ歩行なのか労働歩行なのかの違いによる筋肉への影響度なんです。
省エネ歩行は、伸張反射を利用した歩行です。(ゴムを伸ばせば自然と縮もうとするのと同じで、そこにエネルギーは必要としない)
労働歩行は、反射を利用することが出来ないので、全ての動作に筋力が必要です。
エネルギーを余分に使うんですね。こういった歩行パターンをされている方に多い悩みは痛み以外では「下半身が太い」です。
これは、筋肉の使い方に偏りがあるために、結果としていわゆる「足が太くなってしまう」ことになっているのです。
こういった歩行パターンが癖になっている方は、ある筋肉が眠ったままの状態です。
その筋肉とは「ハムストリング」です。もも裏の筋肉ですね。
この筋肉を有効に活用できていないために伸張反射が失われ、その失われた分を別の筋肉が補うことで、痛みはもちろんのことスタイルの崩れや余計な疲れを引き寄せているのです。
これが続くと、関節の拘縮も招くことになり、それを動かすために余計なエネルギーが必要となってきます。
硬い蓋を開けるのに余分な力がいるのと同じ理屈です。
可動域減少による、足のむくみも影響していることでしょう。
この筋肉を上手に使えば、動きは大きく見えても筋全体の負担は少なくて済みます。
そして、伸びやかな動きは、筋肉のトラブルも防ぎます。(コリを作らない)
筋肉は、ゆるめる事も重要ですが、コリを作らない体の使い方を身に着ける事も重要なのです。
爽快館では、施術によって筋肉を緩めるだけでなく、こうした指導も行っています。
痛みを治す(筋肉を健康にする)とはどういうことか?
それは、痛み止めを使えば済むとか注射を打つとか、手術をすれば解決といった単純な問題ではないことがお分かりいただけると思います。
症状を追うだけでは解決しない
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