痛みを感じなくするだけでは解決しない
■注射で痛みが治らない理由【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
前回のブログの補足です。
神経が刺激されることで痛みが出る。
それなら、ブロック注射でその痛みを止めてしまおうという考え方。
これを、ある例に置き換えて考えてみましょう。
例:火事を知らせる火災報知機
報知機は煙を探知して大きな音を鳴らすことで火事の存在を知らせます。
報知機の電源を切れば音は鳴り止むので静かになるが、火事そのものは解決していない。
火元を消したわけではないから、これで済むはずがないというのはお分かりいただけると思います。
このように置き換えてみればおかしな事であることが一目瞭然です。
しかし、医療行為ではこの方法がいかにも正しいことのようにして毎日行われています。
いずれ治るような痛みであれば、先の注射も意味がないわけではありません。
が、慢性痛はすでに自然治癒力が負けているからこそ慢性痛になっているのであって、その場しのぎの注射が功を奏することは余り無いのです。
痛みを感じなくするだけでは真の原因は何も解決していない。
前回のブログでも書きましたが神経は正常なんです。
正常であるからこそ、痛みの信号を発しているのです。
では、その信号を止めるにはどうすればよいのか?
それは、痛みの発信源になっている筋肉を健康にすればよいのです。
つまり、筋肉のトラブルを解決するための治療を施していくのです。
神経は筋肉の異常を察知して痛みを出しているだけなので、その元を正せば痛みは止まります。
ある意味、止まるというより出る必要がなくなるという表現が正しいですが。
それを何を間違ったのか、火災報知機の電源を止めるだけで「良し」としているから根本的な問題は何も解決していないことになるのです。
理屈が分かれば簡単な話
更新