その行為が回復の妨げにつながっていた
■テレビの情報に惑わされていませんか?【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
慢性痛を改善させるためには「正しい」手順を踏んで取り組まないとかえって悪化する要素があります。
初診時に患者さんから話を聞くと、良かれと思ってした行為が悪化を促していたことも少なくありません。
ここでは、それをいくつか挙げていきますので、もし該当するものがあれば注意してくださいね。
1、シップを貼り続けている
これは、間違った行為の中で一番多い。
慢性痛の大半は炎症が起きているのではなく、虚血といって血流が悪い状態です。
シップの主成分はプロスタグランジン合成阻害剤です。
プロスタグランジンは血管を拡張させる物質ですので、その働きをブロックしてしまうのは間接的に血流を抑制していることにつながります。
シップを貼り続ける行為は、かえって回復を遅らせますので中止しましょう。(急性期のみに留める)
貼るなら貼るカイロです。(冬におすすめ)
ちなみに、皆さんが効いたと感じている「スゥーッ」とした感覚はメントールによる清涼感です。
2、痛み止め(消炎鎮痛剤)を飲み続けている
これも、シップと同様で薬を飲み続けることは改善に必要な血流を停滞させることになります。
私の印象でも消炎鎮痛剤を飲み続けている方は治りが悪いです。
病院が出すものだから安心というのは間違っていて、長期に渡り飲み続けるものではありません。(一カ月が限度)
3、動かすと痛いので安静にしている
痛みには、動かしていい痛みと動かしてはいけない痛みがあります。
治すためには、あえて痛みを感じながら動かさなければいけないこともあります。
ただ、患者さんはどちらの痛みか判別できず、痛みを避ける本能によって「動かさない」比率が高くなっていますので悪化していく傾向にあります。
かと言って、むやみに動かせば、それも悪化につながる可能性もありますので専門家の指導の下で動かすようにしましょう。
4、受け身の情報に頼っている
受け身の情報とは、特に何もしなくても入ってくる情報になります。
一番はテレビです。新聞やラジオなどの情報もそれに該当します。
これらの情報は、スポンサーの意向が強く反映されており、見る人聞く人が得になるのではなく、情報を発信している企業が得になります。
つまり、その企業にとって儲けにつながるというわけです。
自分でも調べるという行動をとらないで、テレビの情報を鵜呑みにしやすい人は得てしてブームに振り回される傾向にあります。
私はそんな傾向を目の当たりにしてきたことから、ブームでは終わらない健康の本質について考えてきました。
自分や家族の健康にとって何が必要か、患者さんにとって何が必要か?
時には、自分の体で実験をしながら試してきました。
すると、机上の空論では知り得ないこともありましたし、正しいとされる常識にはウソがあると分かりました。
当院は、痛みを改善させることを主に行っていますが、見据えているところは「健康」です。
必要な人には、食生活のアドバイスを行ったりもします。
健康に成るための秘訣はとてもシンプル。
あれを摂れ、これを摂れと言うメディアに踊らされる必要はありません。
しかし、悲しいかな。
日本は資本主義社会(商業主義社会)ですので、シンプルな生活とは対極に位置しています。
様々な価値観や不安などを植え付けられて必要のないものを購入させられています。
健康産業は、あちらこちらで罠が仕掛けられている業界ですので要注意です。
以上の四点が、回復を妨げる行為ですので注意してくださいね。
甘い言葉に気をつけよう(すぐに効果が出ると謳うもの)
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