痛みを感じる仕組みを理解しよう
■あなたの痛みは電気信号が伝えています
『愛知県江南市の慢性痛専門整体院-爽快館』
「神経が圧迫されるから痛いのです。」
痛みの原因を医師からこのように説明されている患者さんは非常に多い。
あなたも同じような経験をしていませんか?
だから、多くの患者さんはこの言葉を信じています。
でも、これは全くの間違いであることをあなたにお伝えしなければいけません。
実は神経は圧迫されても痛くありません。
神経は圧迫されたら痛みではなく麻痺が起きます。
痛みと麻痺は全く別のメカニズムで発生しています。
痛みを感じるということは神経は正常であることを示しています。
(特殊な神経痛は除く)
これは、痛みの治療を行う先生であれば知っていなければいけない体の基本的な仕組みです。
しかし、治療の専門家である医師でさえ、この基本原理を無視している医師がいかに多いことか。
だから、世間には治療を受けているにもかかわらず、痛みに悩む患者さんが後を絶たないのである。
では、痛みとはどのような仕組みで発生しているのでしょうか?
皆さんが多く悩まされている慢性痛で説明しますね。
例えば、腰が痛い場合。
腰痛のほとんどは「筋肉」に原因があることは、このブログの読者さんであれば知っていますよね?
筋肉に問題があった場合、最初は痛覚受容器といって神経の先端にあるセンサーがその異常を察知します。
その異常とは、筋肉の硬縮、血行不良、疲労物質の蓄積、打撃、熱など。
これらの異常を痛覚受容器が察知するのです。
これを専門用語で神経の興奮といいます。
この時に微量な電気が発生します。
この電気信号が神経を介して脳に伝わります。
そして、この電気信号にもスピードの違いがあって、刺激の内容によって早いものもあれば遅いものもあります。
詳しく話すとこの紙面だけでは足りないので、症状によってスピードが違うとだけ覚えておいてください。
その電気信号が脳に伝わって、そこではじめて痛みとして認識するのです。
では、痛みを治すためにはどうしたらいいのか?
それは筋肉の問題を解決することですね。
元から治すということです。
痛み止めのお薬は、この信号を様々な形で止めているだけです。
だから、信号の発信源である筋肉の問題が解決しない限り痛みは治らないのです。
非常に単純な話です。
どんなに強い薬を飲んでも治らなかった患者さんが当院の施術で改善しているのはしっかり原因(筋肉)から診ているからです。
原因がなくなれば痛みを伝える電気信号は発生しません。
だから、良くなるのです。
そして、筋肉を治すために必要なことは何か?
これをしっかり考えて日々の生活に生かすのです。
私が生活習慣の重要性を説くのはそのためです。
筋肉の治療をしても、帰宅してから筋肉に悪い生活をしていれば改善の足を引っ張ります。
だから、慢性痛を治すためには「施術とセルフケア」の両輪が必要不可欠なのです。
慢性痛は治療を受けるだけで解決するようなものではなくなっています。
患者さんの協力が必ず必要です。
でも、患者さんは何をしたらいいか分からないと思います。
そこで、慢性痛の仕組みを理解してサポートできる専門家が必要なのですが、現実問題としてその仕組みを理解している専門家が少ないのが現実なんですね。
医療界のトップである医師でさえ「神経が圧迫されると痛い」と説明しているくらいですから・・・
だから、本当の原因を知らされていない患者さんたちはず~っと悩まされ続けることになるのです。
当院では、その足りない部分を補完しておりますのでご安心を。
医学常識の修正(治療)が必要です。
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