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良い筋肉痛と悪い筋肉痛

筋肉の痛みには、良い筋肉痛と悪い筋肉痛の二種類があります。

良い筋肉痛は放置しておいても自然と治るものを指し、悪い筋肉痛は放置しておいても治らないものを指します。

良い筋肉痛の代表的なものは、運動後(翌日、翌々日)に感じるあの痛みです。

あなたも一度は経験したことがあると思います。

慣れない運動をしたときは特にそうではないでしょうか?

痛みを感じ始めた当初は、結構痛いと思いますが自然と治まっていきますよね。

特に何もしなくても治るわけですから、それほど大きな問題ではないということです。

そして、この痛みは炎症によるものが主な原因です。

ですから、消炎鎮痛剤がよく効きます。(シップ等)

ただし、炎症が起きてるといっても、炎症そのものが悪いわけではありません。

一般的に、炎症という現象にプラスのイメージはもたれていませんが、炎症という現象があるからこそ組織の修復が完了するのです。

そして、筋肉には超回復という特異な現象が生じ、以前にもまして筋力の増強がもたらされます。

では、悪い筋肉痛とはどのようなものを指すのでしょうか。

それは、多くの方を悩ませている慢性痛です。

この痛みの発生源は、ほとんどが筋肉などの軟部組織から発せられています。

この痛みには、特別な場合を除いて炎症という現象は伴っておりません。

よって、消炎鎮痛剤は一時的には効いたとしても永続的な除痛は望めないのです。

そして、良い筋肉痛のように放置しておいて治るものでもありません。

体内で生じている痛みのメカニズムが違うために、治療法を変えないと解決させることが出来ないのです。

整形外科では、慢性痛の治療に筋肉トレーニングを処方することがあります。


腰痛には腹筋トレーニング
膝痛には大腿四頭筋トレーニング
股関節痛には大腿筋膜張筋トレーニング


これらの筋肉トレーニングによって、痛みに改善が見られれば継続しても良いですが、悪化する場合はただちに中止しなければいけません。

理由は、痛みを発生させている部位が、さらに酷使させられているからです。

整形外科の常識では、痛みの発生源が私と主張していることと違いますので、痛みが強くなっても筋肉が悪化しているという発想にはなりません。

痛みが強くなるのは「筋力が衰えている、鍛え方が足りないから」とし、さらにトレーニングを指導することさえあるのです。

運動すること自体は悪いことではありません。

しかし、その筋肉が運動を行える状態でないと、良くなるどころかますます悪くなってしまいます。

良い筋肉痛と悪い筋肉痛。

両者のメカニズムには違いがあります。

その違いを知ることで適切な対処が施せるのですが、残念なことに「悪い筋肉痛」つまり、慢性痛の原因となっているこの痛みにスポットがそそがれていないため、良い結果に結びついないのが現状です。

慢性痛の正体は、骨や軟骨にはなく、筋肉などの軟部組織にあることに早く気付いてほしいものです。



痛みの常識にパラダイムシフトを。

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