みんな治らないって言っている
先日、来院された患者さんからこんな話を聞きました。
市の健康診断へ行ったら、知り合いの看護師さんから、
「足をどうかしたの?」
と、聞かれたので、随分前から股関節が悪くてねと答えたら
「病院は行っているの?」
と、尋ねられたそうです。
「病院はもう行っていないのよ。行っても全然変わらないからね~。」
と、答えたところ、
「そうよね~、みんな治らないって言ってるからね。」
「えっ・・・。」
これを聞いた患者さんは、思わず驚いてしまったそうです。
この看護師さんも、知り合いの人だったから思わず本音をポロリと言ってしまったのでしょうが、これが現場の実態なんだと思います。
おそらく、これはこの看護師さんが勤めている病院だけの話ではなく、他の病院も似たり寄ったりの話のはずです。
私はこの話を聞いてその通りなんだろうな~と看護師さんのポロリに納得していました。
ここで特に気にとめていただきたいことがあります。
「どんなに状態の悪い患者さんでも、必ず初期の段階がありました。」
「病院へ行くのが遅すぎる患者さんもいますが、大半は初期の段階で行きます。」
「その、初期の段階で改善できていればみんな治らないなんて話は出てこないはず。」
つまり、末期だから治らないのでは無くて、初期の段階でも悪化を食い止めることが出来ていないのです。
現に、この患者さんも病院へお世話になっていた時期がありました。
そこでは、レントゲンを撮り「変形性股関節症です。」と告げられ、治療は痛みどめの薬で様子を見ましょうで終わりでした。
これで、治るほうが不思議というものです。
現在、股関節痛で悩んでいる患者さんのほとんどは病院にお世話になっています。
初期の段階で治っていれば、いつまでも痛みに悩まされるなんてことはないはずでは?
しかし、現実はこの看護師さんが言っている通りなんですね。
病院へ通っても治らない人が、実際に多くいるということなんです。
ですから、みんな治らないって言ってることにも納得できるのです。
股関節痛には多くの誤解があり、その誤解を解かずして痛みを改善させるなんてことはできません。
痛みが治らないのは、患者さんの骨と軟骨に全ての問題があるわけではないのです。
「まさかそんなところに」と、誰もが気付かないところに問題があるからこそ、そこに気が付かない限り改善のチャンスがなかなか巡ってこない、ただそれだけなのです。
治るにも理由、治らないにも理由
市の健康診断へ行ったら、知り合いの看護師さんから、
「足をどうかしたの?」
と、聞かれたので、随分前から股関節が悪くてねと答えたら
「病院は行っているの?」
と、尋ねられたそうです。
「病院はもう行っていないのよ。行っても全然変わらないからね~。」
と、答えたところ、
「そうよね~、みんな治らないって言ってるからね。」
「えっ・・・。」
これを聞いた患者さんは、思わず驚いてしまったそうです。
この看護師さんも、知り合いの人だったから思わず本音をポロリと言ってしまったのでしょうが、これが現場の実態なんだと思います。
おそらく、これはこの看護師さんが勤めている病院だけの話ではなく、他の病院も似たり寄ったりの話のはずです。
私はこの話を聞いてその通りなんだろうな~と看護師さんのポロリに納得していました。
ここで特に気にとめていただきたいことがあります。
「どんなに状態の悪い患者さんでも、必ず初期の段階がありました。」
「病院へ行くのが遅すぎる患者さんもいますが、大半は初期の段階で行きます。」
「その、初期の段階で改善できていればみんな治らないなんて話は出てこないはず。」
つまり、末期だから治らないのでは無くて、初期の段階でも悪化を食い止めることが出来ていないのです。
現に、この患者さんも病院へお世話になっていた時期がありました。
そこでは、レントゲンを撮り「変形性股関節症です。」と告げられ、治療は痛みどめの薬で様子を見ましょうで終わりでした。
これで、治るほうが不思議というものです。
現在、股関節痛で悩んでいる患者さんのほとんどは病院にお世話になっています。
初期の段階で治っていれば、いつまでも痛みに悩まされるなんてことはないはずでは?
しかし、現実はこの看護師さんが言っている通りなんですね。
病院へ通っても治らない人が、実際に多くいるということなんです。
ですから、みんな治らないって言ってることにも納得できるのです。
股関節痛には多くの誤解があり、その誤解を解かずして痛みを改善させるなんてことはできません。
痛みが治らないのは、患者さんの骨と軟骨に全ての問題があるわけではないのです。
「まさかそんなところに」と、誰もが気付かないところに問題があるからこそ、そこに気が付かない限り改善のチャンスがなかなか巡ってこない、ただそれだけなのです。
治るにも理由、治らないにも理由
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