経験することで気付く
あるご夫婦の話を紹介いたします。
夫は今まで病気らしい病気をしたことがなく、何かあれば病院に任せればいいという考えを持っていました。
妻はその逆、というよりも、以前は夫と同じ考え方でした。
妻も何かあれば病院を訪ね薬をもらうことを幾度となく繰り返してきました。
それで、病気が治れば問題なかったのですが、薬を飲んでも良くなるのは一時的でこのままではいけないと思い他の方法を模索し始めたのです。
しかし、夫の方はそれでも「もっと有名な病院に行けばいいのではないか。」と、妻の行動を快く思っていませんでした。
あくまでも病院が一番という考えが根底にあるのです。
これも、自分自身で病気をわずらい「薬で治らない」という経験をしていないからそのように思うのでしょう。
ですから、薬を飲まないで病気を治そうとする妻の行動が理解できないのです。
そして、ある日その夫が軽い皮膚炎にかかり病院の治療を受けました。
症状そのものは軽く、病院で薬をもらえばすぐに良くなるだろうと思っていました。
しかし、すぐに治ると思われたその症状ですが一向に良くなりません。
症状の原因を突き止めるために様々な検査も行いましたが原因も特定できませんでした。
その間にかかった費用は保険負担分も含めるとかなりの額になります。
夫は、病院に対し憤慨しました。
「これだけ検査や治療もしているのにこんな症状も治せないのか!」 と。
その怒りはごもっともなのですが、こうしたことは珍しいことではなく病院自体が悪いわけではありません。(薬は対症療法なので原因を治しているわけではない)
そもそも、「薬を飲めば病気は治る」という発想自体が間違っているのです。
薬を飲んでも治らない病気はいくらでもあります。
むしろ、治せない病気の方が多いのではないでしょうか。
夫は、その後も転々と良いとされる病院を巡りますが症状は依然そのままです。
そして、徐々にですが、病院に頼っているだけではいけないということに気が付き始めました。
以前は、妻の健康アドバイスにも耳を傾けなかったのにその傾向にも変化が出てきました。
薬で良くならなかった経験者が近くにいるにもかかわらず、やっぱり自分で同じ経験をしてみないことには理解できなかったんですね。
「薬で治らない病気もある」ことに。
そして「病院へかかればどんな病気も治る」という幻想にも。
人は経験して、はじめて気付く。
夫は今まで病気らしい病気をしたことがなく、何かあれば病院に任せればいいという考えを持っていました。
妻はその逆、というよりも、以前は夫と同じ考え方でした。
妻も何かあれば病院を訪ね薬をもらうことを幾度となく繰り返してきました。
それで、病気が治れば問題なかったのですが、薬を飲んでも良くなるのは一時的でこのままではいけないと思い他の方法を模索し始めたのです。
しかし、夫の方はそれでも「もっと有名な病院に行けばいいのではないか。」と、妻の行動を快く思っていませんでした。
あくまでも病院が一番という考えが根底にあるのです。
これも、自分自身で病気をわずらい「薬で治らない」という経験をしていないからそのように思うのでしょう。
ですから、薬を飲まないで病気を治そうとする妻の行動が理解できないのです。
そして、ある日その夫が軽い皮膚炎にかかり病院の治療を受けました。
症状そのものは軽く、病院で薬をもらえばすぐに良くなるだろうと思っていました。
しかし、すぐに治ると思われたその症状ですが一向に良くなりません。
症状の原因を突き止めるために様々な検査も行いましたが原因も特定できませんでした。
その間にかかった費用は保険負担分も含めるとかなりの額になります。
夫は、病院に対し憤慨しました。
「これだけ検査や治療もしているのにこんな症状も治せないのか!」 と。
その怒りはごもっともなのですが、こうしたことは珍しいことではなく病院自体が悪いわけではありません。(薬は対症療法なので原因を治しているわけではない)
そもそも、「薬を飲めば病気は治る」という発想自体が間違っているのです。
薬を飲んでも治らない病気はいくらでもあります。
むしろ、治せない病気の方が多いのではないでしょうか。
夫は、その後も転々と良いとされる病院を巡りますが症状は依然そのままです。
そして、徐々にですが、病院に頼っているだけではいけないということに気が付き始めました。
以前は、妻の健康アドバイスにも耳を傾けなかったのにその傾向にも変化が出てきました。
薬で良くならなかった経験者が近くにいるにもかかわらず、やっぱり自分で同じ経験をしてみないことには理解できなかったんですね。
「薬で治らない病気もある」ことに。
そして「病院へかかればどんな病気も治る」という幻想にも。
人は経験して、はじめて気付く。
更新