愛知県江南市の爽快館はヘルニア/坐骨神経痛/膝・股関節痛などの長引く痛み専門整体院です。

先日、ある患者さんを問診していると、「私はこれまで数えきれないほどの病院・治療院に通ってきた」と教えてくれました。

中には、私が知っている病院も含まれていました。

ただ、そこは痛みの生理学に基づいた治療をしているところなので適当な治療をしているわけではないのですが、それでも無効だったとのことです。

私は問診で、現在の痛み治療の問題点について説明を行い、それに合わせた当院の施術方針をお伝えしました。

「私自身、これまで多くの慢性痛を診させていただいた経験から言えることは治療に通うだけで治すのは難しいです。」「患者さんとの協力があって結果が出せるものだと思っています。」「ですから、私は、自分のところに通うだけで治る！と無責任なことは言えません。」「これは、決して施術に自信がないから言っているのではなく、慢性痛の実態を知っているから言える事なんです。」と、話をしました。

すると、こんな風に話をしてくれたのは先生が初めてだと患者さんから言われました。

「これまでの先生は、みんな俺のところに通えば治る、自分のところに通えば治ると言うのでそれを信じてたくさんお金を使ってきましたがすべてダメでした。」

治療家というのは基本的に自分の治療に自信を持っています。

ですから、患者さんにはそのように言ってしまうのだと思います。

私もそれに対する自負心が無いわけではありません。

しかし、私は慢性痛の性質を知っているからこそ、通うだけで治るなんてことは言えないのです。

治療を受けるだけで治る痛みは症状が軽いものに限定されます。

もし、本当にしつこい慢性痛が通うだけで治ってしまうなら、この世から慢性痛は消えてなくなるはずが、そんなことはないからこそ慢性痛は慢性痛としてあり続けるのです。



治療とセルフケア、どちらが欠けても結果は出ない

2015年03月11日 更新