愛知県江南市の爽快館はヘルニア/坐骨神経痛/膝・股関節痛などの長引く痛み専門整体院です。

一般的な皮膚科医は、アトピーという病気は自然治癒させることができる病気であるのかそうでないのかどちらの見解を持っている事が多いのでしょうか。

おそらく、私は後者の自然治癒しない病気であるという印象を持っている先生が圧倒的に多いような気がします。

その理由は、自然治癒した症例をほとんど目にすることがないからだと思われます。

一般的な皮膚科では、ステロイド療法が標準的な治療として行われています。

すると、ステロイドを使用したくない患者さんは自然と一般的な皮膚科からは足が遠のいていきます。

そして、自然治癒させた後はなおさら皮膚科には用がありませんので、担当していた先生もその事実を知ることが出来ないことになります。

しかし、一方で皮膚科に訪れる他の患者さんは、治療を求めている状態だからこそ皮膚科にかかるわけで、その状態ばかり見ている先生は「アトピーは自然治癒しない」というバイアスだけが強く根付いていくことになるはずです。

アトピーを自然治癒力で克服した人はたくさんいるはずなのですが、一般的な皮膚科医はそれを知る機会がほとんどないので増々ステロイド療法を勧めるという流れが出来上がっていくのでしょう。

ですから、事情を何も知らない患者さんはとりあえず病院へ行くことになりますので、自然とステロイド療法を受ける形になります。

運よくそれで寛解できればよいのですが、そうでないことがあるからこそアトピーに対するステロイド療法というのはやっかいなのです。

アトピーは自然治癒させることが可能な病気です。

しかし、ステロイド療法を第一選択として推奨しているからこそ、自然治癒で改善する機会を医師自らの手で無くしている事に気づかないまま、その信念を強めていくという何とも皮肉な話でもあります。



アトピー治療の問題点は一言で片づけられないほど複雑です。

2014年05月09日 更新