今の医療に足りないもの、それは「筋肉科」
医療には、内科、外科、皮膚科、整形外科、産婦人科、泌尿器科、心療内科、眼科など、様々な科目があります。
痛みを扱うのは、主に整形外科ですが、その整形外科での治療がうまくいっているかと言えば決してそうではありません。
治療を受けているにもかかわらず、良くならない方が大勢いらっしゃいます。
その理由は、これまで述べてきたとおり「筋肉」を治療の対象とする視点が欠けているからでしたね。
ですから、私は「筋肉科」を作るべきだと考えています。
整形外科では、これまで通り、形を整える為の治療をします。(骨折等の治療です)
その代わり、形に見えない痛みの治療は筋肉科で行うのです。
実際、世の中の大半の慢性痛は筋肉性のものです。
その筋肉を健康にする「科」が欠けていたためにこうした状況になっているのですから、私は「筋肉科」を作るべきだと思うのです。
正直、今の医療体制のみで慢性痛を解決することは出来ません。
最近では、心療内科による慢性痛治療が進んでいますが、結局は薬物治療による対症療法ですので限界は目に見えています。(一時的にはよくても根本解決にはならない)
やはり、取り組みべき課題は、根本療法による解決です。
その為にも「筋肉科」が必要なのです。
人体の約半分を満たす「筋肉」を診る科が無いのはおかしい
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