耳を切ってしまいました。
■痛みの仕組みを知れば治せる【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
私は自分で散髪するようになって15年ぐらいになるのですが、先日ミスをして耳にはさみを当ててしまいました。
それなりの年月を重ねてきたので、半分特技のようなものでしたがついうっかりでしたね。
切った直後に出血しましたが、止血をしてしばらくすれば出血も止まりました。
切った瞬間は痛かったですが、次の日には痛みは治まりました。
しかし、ここで注目してほしいのは出血が収まっただけで傷そのものが治ったわけではないところです。
切り傷として、はっきり確認できるのに痛くないわけです。
もちろん、傷口を押さえれば痛みは感じますが、触らなければ何ともありません。
では、多くの方が悩まされている慢性痛はどうでしょうか?
私のように、体が傷ついたわけでもないのに痛いというのはどういうことでしょうか?
場合によっては、寝ている時でも痛いことがあります。
実は、体というのは様々な痛みのメカニズムが存在しています。
「痛み」という言葉は同じでも、それに至るメカニズムには違いがあるのです。
しかし、残念なことに痛みの医療現場ではその違いを考慮されないまま行われているのが現状です。
ですから、私の耳の傷と違って慢性痛のような目に見えない痛みは特にその傾向が強いのです。
その混乱を招いているのが思い込みによる間違った解釈です。
- 骨は変形すると痛い
- 軟骨はすり減ると痛い
- 神経は圧迫されると痛い
医療技術はどんどん進歩しているのに、痛み治療の分野ではむしろ後退?ともいえる状況が依然と続いているのです。
その代表的なものは薬の使い方です。
耳を傷つけたからといって、はさみが悪いのではないと同様に薬そのものに問題があるわけではありません。
使い方に問題があります。
そもそも、痛みは薬で抑えつけるだけは解決しません。
元々、痛みという感覚は体に異常を知らせるための信号です。
つまり、必要があって出ているわけです。
その信号を絶つためには原因を解決しなければならないはずなのに、実際の現場ではそれがされていることは断然少ない。
ただ抑えつけるだけに終始しています。「痛み止めで様子を見てください。」というのはこれに該当します。
これは問題を先送りにしているだけで何の解決にもなりません。
原因を改善させてこそ、本当の意味で痛みが治まるのです。
筋肉が原因の慢性痛は、耳の傷のように放置して治るわけではないので積極的に介入する必要があります。
そして、適正な刺激を継続してはじめて治癒のプロセスが働くようになります。
つまり、慢性痛を治すためには正しい治療とその継続があってこそ成り立つものなのです。
コツコツ取り組む先にゴールはある
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