慢性痛の改善は機械修理のようにはいかない
■痛みってすぐに治せないんですか?【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
今回のテーマをお話しする前にちょっと復習です。
慢性痛の主要因はどこにあるかご存知ですか?
「骨?」
「軟骨?」
「神経?」
答えは「筋肉」でしたね。
このブログの読者であれば、もう当然のことになっていますよね? ね?
では、この筋肉。
健康な状態にするにはどうすれば良いのでしょうか?
それは、負担となっている生活習慣を改めながら、筋肉が健康な状態になるよう刺激を入れていくことです。
そうすることで筋肉は少しずつ健康を取り戻し、その結果、痛みから解放されるのです。
そうです。
筋肉は少しずつしか変化が表れないのです。
ここをもどかしく感じる方はきっと多くいらっしゃるに違いありません。
しかし、こういうものだと受け入れて頂かないと望む結果を手にする事が出来ないことも事実です。
人間の体は日々新陳代謝を繰り返しています。
髪の毛や爪は常に伸び続けていますが、1日で分かるほど伸びるわけではありません。
しかし、少しずつ伸びていることは確かです。
これは筋トレも同じ。
その日一日、ハードに鍛えたからといって次の日にムキムキになっているかといえば、そんなことは絶対ありません。
しかし、継続していくことで一年後は確実に違いが分かるくらいの変化は出ていることでしょう。
実は、慢性痛の改善も同じようなメカニズムのもとで成り立っています。
筋肉が健康に成るための刺激を継続(コツコツ)することで、次第にそのように変化していくのです。
例えると、たまねぎの薄皮が剥がれていくような感じですね。
これが、慢性痛が改善していくまでの過程であり、治療の現実です。
機械修理のように部品を交換して終わり(すぐに治る)なんてことにはならないのです。
ですから、長引く痛みが一、二回の治療を受けても治らないのはある意味仕方のないことで「治らない!」とあせってはいけません。
テレビや雑誌等の影響で「劇的な変化」や「すぐに治る」ような印象を受けるため、そうなる「願望」を抱いてしまいがちですが、真理はその対極にあるのです。
あせったら負け
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