温感シップは体を温めない
■シップの選択に悩んでしまうあなたへ【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
「慢性痛には体を温めるといいですよ。」
「それなら温感シップはいいですか?」
このような会話は結構多い。
「温感シップ」と、わざわざ名前がついていますから勘違いしてしまうのでしょう。
しかし、実際は温める作用はありません。
これは、紛らわしいですね。
温感シップは、貼り付け面にカプサイシン(唐辛子の成分)が塗布してありますから、貼った所はカッカするかもしれませんが、薬の中身は普通のシップと同じです。
普通のシップを冷感シップと呼ぶこともよくありますが、これも冷やしているわけではありません。
シップの貼り付け面にメントールが塗布してありますから、これが清涼感を与えるので「冷たいように」感じさせているのです。
この感覚を「効いてる」と感じる人も結構いますが、心理面以上の働きはありません。
温感シップも冷感シップも、どちらも消炎鎮痛剤です。
なんか騙されたような気分ですが、どちらも作用としては同じ薬なのです。
したがいまして、長引く慢性痛にはどちらのシップも適さないことになります。
その理由は、消炎鎮痛剤は血管の拡張を抑える働きを持つからです。
(血管の拡張を抑えたら血流に影響する)
当院では、貼るならシップより「貼るカイロ」を推奨しています。
貼るカイロであれば、物理的に温めますから慢性痛には適していると思います。
ただし、患部を温めるだけでは筋肉のコリは解消できませんので、筋肉のゆるめを並行して行いましょう。
シップは貼れば貼るほど治癒を遠ざけます
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