ドクターが筋肉の問題に気付けない理由
■病院で筋肉の整体は受けられません【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
患者さんに痛みの原因を説明していると、
「なんでお医者さんは筋肉が原因って分からないの?」
と、言われることが度々あります。
確かにそうですよね。
私が気付くぐらいですから、お医者さんならとっくに気付いていると思うのが普通です。
それが、全くもって気付いていないわけだから不思議がられて当然です。
もちろん、これには理由があります。
一番は習っていないからです。(ウソのようですがホントの話)
そして、免許取得後、現場に携わっていれば気付いてもいいはずなのに実際はそうでもない。
これは診察と治療に大きな穴があいているのが原因です。
どういう事かといいますと、診察の基本に触診(触って調べる)がありますが、最近は触診をしないドクターが増えています。
患者さんがもらす不満に「体を見もせず触りもせずパソコンばかり見ている」というものがあるくらいですから余計そうなのかもしれません。
触診をしないのは「画像検査をするから触診は不要」ということもあるのでしょう。(そもそも画像検査をすれば原因が分かるという発想が間違っていますが)
私の場合は全く逆で、患者さんの体に触れなければ仕事が成り立ちません。
それくらい重要です。
また、ドクターは整体による筋肉治療をしたことがなく、それによって改善させた経験もないので「筋肉を治せば痛みは消える」という考えが元から存在しないのです。
つまり、講義で習っていないうえに、現場で知る機会も失っている。
今後も、診察や治療の流れは変わらないでしょうから、筋肉の問題に気付く医師もほとんど増えないままだと想像できます。
体に問題があればお医者さんに頼るのは大事ですが、こと痛みに関してはそうとは言い切れないのです。
インターネットの普及で自分で調べることの出来る人たちは新しい情報を得ることができますが、ネットを全くしない人は痛み治療の現実がこんなことになっているなんて露にも思わないでしょう。
医師も人の子、神様ではないので知らないこともある
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