良くなったところにフォーカスしよう
■つい悪いところに目がいってしまうあなたへ【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
慢性痛の改善は右肩上がりで順調に行くことは数としては少ないです。
良くなったり悪くなったり波を描きながら回復へ向かうことが多いです。
そして、楽になる割合が多く、痛い割合が少なくなることで徐々に痛みは回復していきます。
ですから、良くなる中、いつもより痛みを感じたとしても焦らないで地道に取り組むことが重要です。
しかし、人間は良くなった面より悪くなった面の方に目が向きがちです。
行動心理学に、こんな例があります。
宝くじで100万円当選したとします。
しかし、その当選した宝くじを紛失してしまいました。
これが本当なら相当くやしいですよね。
悔しい思いをするくらいなら、最初から当たらなきゃよかったと思う人がいても不思議ではありません。
ここで何を言いたいかといいますと、宝くじが当選する前と宝くじを紛失した後、100万円が無いという状態は共に同じです。
しかし、お金が無いという状態は同じにもかかわらず、この時の心理面は全く違います。
人は失われる事に対するマイナス感情の方がクローズアップしてしまうのです。
実は、これに似た感情が慢性痛の改善にも当てはまるというわけです。
施術前と施術後で、明らかに痛みが良くなってきているにもかかわらず、若干ぶり返したとします。
すると、施術前はもっと生活で不自由していたはずなのに、なぜか良くなったことよりも悪くなったことに気もちが向いてしまうのです。
これは、人間の本能なので仕方のないことですが、だからこそ良くなっているプラス面に目を向けてほしいと思います。
「あれ、今日はちょっと痛いぞ、でも前に比べれば楽だから大丈夫。」のように。
人の感情は、直接体調に絡んできます。
「病も気から」という言葉は本当です。
あれが出来るようになった、これが出来るようになった、と良くなったところに目を向けることでより良い方向へ向かいやすくなります。
痛みを感じているのは脳です。
脳がプラスの感情を感じることで疼痛抑制機能(痛みを抑える力)が高まります。
これを利用しない手はありません。
その逆もまたしかりで、マイナス面ばかりに目を向けているとせっかく良くなってきているのにブレーキをかけてしまう事になってしまうので注意してくださいね。
良くなったところに目を向けよう
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