「骨」だけ見ているから痛みの原因が見えない
■骨が痛みの原因と言われたあなたへ【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
あなたが病院で痛みを訴えた時、どんな検査をしてもらいましたか?
おそらく、ほとんどの方が「レントゲン」を撮られているのではないでしょうか?
では、レントゲンには何が写っていましたか?
「骨」ですよね。
では、人間の体は骨だけで出来ていますか?
違いますよね。
皮膚や血管、筋肉など、レントゲンには写らないものは他にもあります。
であれば、これらの組織も検査する必要があっていいと思いませんか?
しかし、実際はレントゲンのみで終わることも多い。
なぜ、骨だけ調べて他を調べようとしないのでしょうか?
単純に考えてみれば、骨以外の検査もしたっていいはずです。
それにもかかわらず、実際は「骨」のみが大半です。
場合によっては、MRIなどで軟骨の状態を調べることはあります。
それでも、体全体から見れば軟骨も体の一部に過ぎません。
なぜ、このようなことになっているのでしょうか?
それは、痛みの原因は「骨」にあるという間違った考え方が根強くあるからです。
確かに、レントゲンを撮影することで骨折や骨肉種といった「骨そのものに問題」が見つかる場合もありますので、レントゲン検査が必要ないというわけではありません。
しかし、痛みの全体像から見れば、骨自体の問題が多いわけではないことも確かです。(注:骨の変形は問題として扱いません)
それならば、残りの痛みについて、もっと調べる必要があるのではないでしょうか?
慢性痛の検査は、レントゲンやMRIによる検査に偏り過ぎていて、それらの機械に写せない体の問題はスルーされています。
私の経験上、慢性痛の主要因は「筋肉」にあります。
しかし、残念なことに、筋肉が検査されることは特殊な例を除いてほとんどありません。
このように、慢性痛治療にとって大事な筋肉がスルーされているわけですから、慢性痛に悩まされる患者さんが一向に減らないのです。
慢性痛治療の問題は検査だけではありません。 次回に続く…
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