筋肉と分かったところで対処できない次の壁とは?
■病院のリハビリで治らない理由【愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館】
前回のブログの続きです。
慢性痛の治療には、治療の前段階である「検査」に問題があることを前回のブログでお伝えしました。
では、仮に「筋肉が原因」だと分かったとして、次の壁である「病院ならではのリハビリ事情」について今回はお伝えしていきます。
あなたは、整形外科でリハビリを受けたことはありますか?
低周波(電気)治療
牽引
ホットパック
マッサージ
機能訓練
筋トレ
これらが一般的なメニューですよね。
あなたもリハビリを受けたことがあるなら、上記のいずれか、もしくは全部受けたことがあるかもしれません。
今回は、あくまでも筋肉が原因だと分かったとして話を進めます。
ちなみに、整形外科で受けるリハビリって、時間が短いと思いませんか?
順番を長く待った割りには、それぞれ数分~10分程度。
もっと長くしてもらいたいなと思うこともあるはずです。
しかし、病院でのリハビリはそれをすることができません。
それは何故でしょうか?
もちろん理由はあります。
あなたがリハビリを終えて会計をするとき、窓口で支払う金額はいくらでしたか?
数百円ではありませんでしたか?
3割負担もしくは1割負担で、支払う金額が違うかと思いますが、大抵は1000円以内に治まると思います。
患者さんとしては、窓口負担が少なくて済むわけですが、実はこの窓口負担が少ないことと、リハビリの時間が短いことは無関係ではありません。
窓口での負担が少ないという事は、病院が得られる利益も少ないことを意味します。(リハビリの料金を決めているのは厚生労働省)
病院経営は慈善事業ではありません。
支払われる対価が少ないのにサービスを多くすることはできません。
ですから、一人一人時間をかけて治療することなんてできないのです。
そのことにより、病院でのリハビリは、患者さんの数も多いので治療というより数をこなす作業になりがち。
つまり、筋肉に原因があると分かったとしてもこれらの要因がそれを阻んでいるのです。
現行の医療制度下では、検査や治療、経営の問題から、とても慢性痛患者さんを癒していくなんて無理な話なんです。
これが、私が自費の施術院を開院した理由でもあります。
これによって、これまでの治療では満足できなかった患者さんの受け皿として機能することが出来るようになりました。
整形外科で良くならなかった患者さんが、当院の施術を受けて良くなるのは単に考え方が違うだけでなく、慢性痛患者さん特有の症状に合わせた施術を行っているからなのです。
本来なら味方であるはずの保険制度が仇になっています
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