痛み止めを飲んでからゴルフへ行くあなたへ
■痛みが出る前に痛み止めを飲むのは正解?
『愛知県江南市の慢性痛専門整体院‐爽快館』
「先生、私ゴルフへ行く前に痛み止めを飲んでから出かけるんです。」
あなたもこれと似たような経験はありませんか?
今日一日、出かけるからいつもは飲まない痛み止めを飲む。
又は、いつも以上に服用する。
これって、正しいことなのでしょうか?
私はこの話を聞いてちょっと怖いなと思いました。
痛み止めについては、ホームページや動画でも言い続けていますが、痛みは体に問題があることを教えてくれる信号です。
痛み自体は不快なものですが、それ自体は必要なんです。
例えると、あなたの家が火事になった時、その火事を知らせる火災報知器と同じ役割を持っています。
火事を早めに知ることで延焼の広がりを防ぐことができます。
でも、その火災報知機の電源を切ってしまったら・・・
痛みの原因を治さずに痛みを抑え続けることは体の問題をもっと深刻化させることにもなりかねません。
また、薬が効かなくなって来た場合、さらに強い薬を使う方もいらっしゃいます。
しかし、その強い薬でさえ効かなくなって、これ以上病院では出せる薬が無くて当院に来られる方もいらっしゃいます。
施術することで良くなる人はまだいいのですが、依存症だったり、限界を超えていた場合はお手上げのこともあります。
そうなる前に気付いてほしいものです。
痛みは止めればそれで良し、ではないことに。
また、痛み止め(消炎鎮痛剤)は筋肉の修復に必要な「衛星細胞」の働きを阻害することが分かっています。
衛星細胞は骨格筋の元になっている細胞でもあります。
患者さんの中には長期間にわたって飲み続けている人もいますよね。(シップも同じ)
慢性痛のほとんどは筋肉に原因がありますので、その筋肉の働きを抑えてしまう痛み止めを飲み続けるのが体にとって本当にいいのかよく考えていただきたいです。
先生がすぐに出してくれる。
病院が出すものだから安心。などと思わずに。
慢性痛は年々低年齢化してきています。
股関節痛、腰痛、膝痛等々。
若くして発症すればするほど、年齢と共に重症化する可能性も高くなります。
手術すれば問題は解決するなんて安易に考えてはいけません。
手術して解決しないこともあるのだから。
これは、当院へ来院される介護系の仕事をされている患者さんからよく聞く話です。
「施設の利用者さんも手術されている人は多いけど印象はよくありません。」
「だから、自分は手術したくないので今のうちにちゃんと治したくて来ています。」と。
こういう記事を書くと、
「じゃあ痛いのはどうしたらいいんだ。」
「痛いのを我慢しつづけるのか。」
と反発される方もいますが、私は薬をただ否定しているのではありません。
正しく使用しましょうと言っているだけです。
薬を正しく使わないのが問題なのです。
現に、慢性痛の治療状況を見ている限り、痛み止めを正しく使われているとはとても言い難い。
それどころか、もっと飲んで!もっと貼って!もっと買って!と言わんばかりの処方率。
そして、患者さんはそれに合わせて使い続けている。
この流れがおかしいのです。
あなたは痛みを治したくて治療を受けているはず。
それならもっと自分の体に関心を持つ必要があります。
なぜ、薬を飲んでも治らないのか?
なぜ、リハビリを受けても治らないのか?
なぜ、そもそも痛み(膝痛・腰痛・股関節痛)を発症してしまったのか?
自分で考えることも時には必要です。
自分の体に関心を持っている割り合いが大きい人ほど治る確率は高いです。
あなたはいかがでしょうか?
痛み止めに頼るマインドが治癒を遠ざける
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