あっちでもこっちでも根本療法！？
本当の根本療法教えます。
最近は「根本療法」という言葉が流行りなのか、あちらこちらの治療院で「根本療法」がアピールされています。
ところで、根本療法って何でしょうか？
良い治療をすることが根本療法？？
私が考える根本療法とは「原因から治す」という認識になっています。
実際に患者さんから聞いた話だと、他の施設では「治療そのもの」が根本療法だと説明されているようです。
しかし、治療は結果に対するアプローチなのでそれ自体は根本療法にならないというのが私の考えです。
でも、こういう認識で治療しているところが多いのも確か。
これらが根本療法だとすると、薬や注射、手術自体も根本療法になってしまいます。
本当の意味での根本療法とは患者さん自ら行うものです。
慢性痛を引き寄せてしまったのは患者さん自身の生活習慣によるものなので、そこを治すことが出来るのは患者さんしかいません。
ですから、根本療法は厳密に言うと治療者側がするものではないのです。
ただし、生活習慣の是正といっても何をすればいいのか分からないこともあるので、それを指導するという意味で根本療法を行っていますというのはアリだと思います。
でも、私がこれまで聞いてきた話だとそこまでしてもらっているところはほとんど無いようです。
治療をするだけに留まっているのが現状です。
ある意味、整体（治療）は対症療法のようなもの。
痛み止めや注射と性質は違いますが、元から治しているかと言えばそれは違います。
筋肉のトラブルを整体で改善させようとしても、筋肉のトラブルを引き寄せた体の使い方を変えないと症状によっては改善しません。
長年経過した慢性痛や頑固な痛みであればなおさらです。
そうした症状は、すでに治療を受けるだけで治る時期は過ぎています。
問題が生じたことに対してのアプローチは広い意味で対症療法といえるでしょう。
本当の意味での根本療法とは痛みを作った元を絶つことです。
それが生活習慣（体の使い方）の是正ということになります。
そして、その是正は患者さんでしか行うことができないので治療家はその方向性をしっかり示す必要があるというわけです。
原因から治そう
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